弁護士と司法書士の違い

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過払い金返還請求を依頼する場合、司法書士に依頼するのと、弁護士に依頼するのとで、違いがあるのでしょうか。

一般的なイメージでは、弁護士の方がやや敷居が高く、司法書士は「街の法律家」とか「暮らしの法律家」などと名乗ったりしているので、やや親しみやすいということがあるかもしれません。

最近では、司法制度改革により、一気に弁護士の数が増えた影響もあり、若い弁護士さんも多いですから、従来の弁護士のイメージとは違う、若くてフレッシュな弁護士さんも増えてきているように思います。もちろん、親しみやすければいいというものではありませんが、選択肢が従来よりも増えてきていることは、良いことであると思います。

両者の違いが最もはっきりするのは、過払い金の請求額が、140万円を超える場合です。司法書士の簡易裁判所の訴訟代理権は、140万円までです。これを超えてしまう場合には、司法書士は代理権がありません。このような場合、司法書士は、書類作成代理という方法で対応します。司法書士法第3条4項には、司法書士の業務範囲として、「裁判所若しくは検察庁に提出する書類~を作成すること」というのを規定しており、司法書士は法律に基づき、裁判所に提出する過払い金返還請求の訴状を作成することができるのです。この場合、司法書士は代理人ではなく、書類を作成するのみですので、原告として裁判所に出頭するのは、本人であるということになります。弁護士にはこの140万円の制限はありませんので、金額にかかわらず、本人が裁判所に出廷する必要はありません。

しかし、過払い金返還の裁判は、他の裁判、たとえば交通事故の損害賠償請求の裁判のように、長い期間がかかったりすることは少ない裁判です。被告が一度も裁判所に出てくることなく終わることも少なくありません。また、司法書士も裁判所には同行し、事細かく流れの説明をしてくれることが多いため、あまり不安もなく手続きを進めることができます。

結局、弁護士でも司法書士でも、どちらに依頼してもあまり違いはないということになります。むしろ、相談したときのフィーリングで選ぶ方が間違いがないでしょう。しかし、高齢の方等、裁判所に行くことが困難な方の場合には、弁護士に相談する方が、労力が少なくて済みますので、お勧めです。

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このページは、webmasterが2011年4月 1日 19:29に書いたブログ記事です。

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